外壁塗装は何年ごと?塗り替え時期の目安と判断ポイントを解説 

2026/10/1 03:22

「外壁塗装は何年ごとにすればいいの?」と疑問に思っていても、築年数だけでは判断しにくいものです。

外壁塗装は、10年前後をひとつの目安としながら、外壁材や塗料、劣化症状などを合わせて判断することが大切です。

この記事では、外壁塗装の時期が変わる要因や塗り替えを検討したいサイン、放置した場合のリスクなどを解説します。自宅の外壁をチェックし、適切なタイミングを判断するための参考にしてください。

【独自調査あり】外壁塗装は何年ごと?一般的な目安は10年前後

今回、外壁塗装を実施した経験がある人を対象に、前回の塗装または新築時から何年後に塗装を行ったかを調査しました。

その結果、「10〜12年未満」が19.6%で最も多く、次いで「7〜10年未満」が16.7%、「5〜7年未満」と「覚えていない」が15.7%となりました。

この結果から、外壁塗装の時期にはかなり幅があるものの、5〜15年程度の間に実施した人が多いことがわかります。特に「10〜12年未満」が最多となっており、一般的にいわれる「10年前後」という目安ともおおむね一致しています。

一方で、5年未満で塗装した人が12.7%、15年以上経ってから塗装した人も12.7%いました。外壁塗装は、すべての住宅が同じ年数で行うものではありません。

外壁塗装は「新築時の外壁材や塗料」によって何年ごとに行うか変わる

外壁塗装は「10年ごと」がひとつの目安とされますが、実際の塗り替え時期は、使用している塗料によって異なります。


塗料にはそれぞれ耐用年数の目安があり、一般的にはグレードが高い塗料ほど長持ちする傾向があります。


代表的な塗料の耐用年数は、以下のとおりです。

塗料の種類

耐用年数の目安

アクリル塗料

約3〜8年

ウレタン塗料

約5〜10年

シリコン塗料

約7〜15年

フッ素塗料

約12〜20年

無機塗料

約15〜25年

ただし、耐用年数はあくまで目安であり、実際の劣化状況によって塗り替え時期は前後します。日当たりや雨風、湿気などの環境によっても外壁の傷み方は変わるため、年数だけで判断しないことが大切です。

自宅の外壁塗装がいつ頃必要になるのかを考える際は、まず新築時や前回の塗装で使用した塗料の種類を確認してみましょう。見積書や契約書、施工内容が記載された書類などが残っていれば、塗料の商品名や種類を確認できる場合があります。

建物の外壁材の種類で外壁塗装の時期は変わる?

外壁塗装の時期は、建物の種類だけでなく、使われている外壁材によっても変わります。

外壁塗装の時期を考える際は、「築何年か」だけを見るのではなく、自宅や所有する建物にどの外壁材が使われているかを確認することが大切です。

特に戸建てやアパートでは、外壁材の種類によって塗装の必要性やタイミングが変わるため、詳しく見ていきましょう。

戸建て・家の場合

戸建ての外壁塗装は、10〜15年程度をひとつの目安にしつつ、外壁材の種類や劣化状態を確認して判断しましょう。

一般的な戸建てでは、サイディングやモルタルなどの外壁材が使われており、塗膜が劣化すると外壁を保護する機能が低下する可能性があります。

一方で、近年は耐久性を高めた外壁材も登場しており、20〜30年程度の耐用年数を持つものもあります。そのため、「戸建ては10年ごと」と一律に考えるのではなく、使用している外壁材や塗料の種類を確認することが大切です。

マンション・アパートの場合

マンションとアパートでは、外壁材によって塗装の必要性そのものが異なります。マンションではタイルやコンクリートが使われることが多く、タイルの外壁は基本的に塗装する必要がありません。

ただし、タイルそのものに塗装が不要でも、目地や下地などの部分は劣化する可能性があります。定期的に点検し、必要に応じて補修することが重要です。

一方、アパートではサイディングやモルタルなど、塗装が必要な外壁材が使われていることもあります。その場合は、10〜15年程度を目安に外壁の状態を確認し、劣化状況に応じて塗装を検討するとよいでしょう。

サイディング外壁の場合

サイディング外壁は、10〜15年程度を目安に塗装を検討しつつ、外壁材や塗料の種類によって時期を調整する必要があります。サイディングは表面の塗膜によって外壁材が保護されているため、塗膜の劣化が進んでいないか確認することがポイントです。

また、近年は耐久性の高いサイディングも登場しており、20〜30年程度の耐用年数を持つものもあります。

さらに、サイディングでは外壁材だけでなく、目地に使われるコーキング(シーリング)の劣化も確認しましょう。ひび割れや剥がれなどが見られる場合は、外壁塗装の時期とあわせて補修を検討することをおすすめします。

屋根も外壁と同じタイミングで塗装する?

屋根は外壁と同時に塗装するケースもありますが、必ずしも同じタイミングで塗装する必要はありません。屋根は外壁よりも紫外線や雨風の影響を受けやすく、使用されている屋根材によっても劣化の進み方が変わるためです。

ただし、外壁塗装と屋根塗装を同時に行えば、工事の際に設置する足場を共用できる場合があります。外壁塗装を検討する時期には、屋根についても色あせやひび割れ、塗膜の剥がれなどがないか確認しておくとよいでしょう。

年数が経っていなくても外壁塗装を検討するサイン

外壁塗装は10年前後がひとつの目安ですが、年数が経過していなくても、外壁に劣化症状が見られたら塗装を検討することが大切です。

今回、外壁塗装を行った経験がある人に「外壁塗装を行ったきっかけ」を聞いたところ、最も多かったのは「外壁の色あせ・変色が気になった」で41.2%。「前回の外壁塗装から一定の年数が経過した」も40.2%と、年数と外壁の状態がほぼ同じ割合で挙げられました。

この結果からも、「何年経ったか」だけでなく、外壁にどのような変化が現れているかを確認することが重要といえます。ここからは、アンケート結果をもとに塗装を検討したい代表的なサインについて詳しく見ていきましょう。

色あせ・変色が目立つ

外壁の色あせや変色が目立ってきたら、塗膜の劣化が進んでいる可能性があるため、外壁塗装を検討するきっかけになります。

今回のアンケートでも、「外壁の色あせ・変色が気になった」は41.2%と、塗装を行ったきっかけとして最も多く挙げられました。年数の経過だけでなく、日常的に目にする外壁の変化が、塗り替えを考えるきっかけになっていることがわかります。

新築時や前回の塗装時と比べて明らかに色が薄くなったり、一部だけ変色したりしている場合は、一度外壁の状態を確認してみましょう。

チョーキングが発生している

外壁を触ったときに手に白い粉が付くチョーキングは、塗膜が劣化しているサインのひとつです。

紫外線や雨風などの影響で塗膜が劣化すると、塗料に含まれる成分が表面に粉状となって現れることがあります。見た目では気づきにくい場合もあるため、外壁を確認するときは手で軽く触れてみるのもひとつの方法です。

チョーキングが発生していたら、築年数にかかわらず外壁の状態を確認しましょう。広い範囲で粉が付着する場合や、色あせなどほかの症状も見られる場合は、塗装の時期を検討するタイミングです。

外壁にひび割れがある

外壁にひび割れを見つけた場合は、年数にかかわらず一度状態を確認することをおすすめします。

ひび割れには、塗膜の表面に生じるものから、外壁材にまで達するものまでさまざまな種類があります。大きさや深さ、発生している場所によっても必要な対応が異なるため、見た目だけで問題の程度を判断するのは難しいでしょう。

特に、ひび割れが広がっている場合や複数箇所で確認できる場合は注意が必要です。気になるひび割れがあれば専門業者に点検してもらい、塗装だけで対応できるのか、補修も必要なのかを確認しましょう。

コーキングが劣化している

サイディングなどの目地に使われるコーキングのひび割れや剥がれも、外壁のメンテナンスを考えるサインです。

コーキングは外壁材同士のすき間を埋め、雨水などが入り込むのを防ぐ役割があります。外壁の塗膜がきれいに見えても、コーキングに劣化が見られる場合は、塗装とあわせて補修を検討する必要があります。

コケ・カビ・藻が発生している

外壁にコケ・カビ・藻が発生している場合は、汚れを落とすだけでなく、外壁の状態も確認しておきましょう。

コケやカビ、藻は湿気が多い場所や日当たりの悪い場所などで発生しやすく、外壁の見た目を損なう原因になります。軽い汚れであれば洗浄によって改善できる場合もありますが、広範囲に発生している場合は、外壁の劣化や周辺環境なども含めて確認することが大切です。

今回のアンケートでは7.8%が「コケ・カビ・藻が発生した」ことを塗装のきっかけとして挙げています。外壁の汚れが気になったときは、すぐに塗装すると決めるのではなく、洗浄で対応できる状態なのか、塗膜の劣化も進んでいるのかを確認するとよいでしょう。

外壁塗装を何年もしないとどうなる?

外壁塗装を長期間行わない場合、塗膜の劣化が進み、外壁材や建物を保護する機能が低下する可能性があります。

さらに、劣化した部分から雨水が入り込むことで、外壁材や建物内部の補修が必要になるケースも考えられます。ここでは、外壁塗装を長期間しない場合に考えられる主な影響を確認しましょう。

外壁の防水性が低下する

外壁塗装を長期間行わず塗膜の劣化が進むと、外壁を雨水などから保護する機能が低下する可能性があります。

塗膜は単に外壁をきれいに見せるためだけのものではありません。外壁材を保護する役割もあるため、劣化した状態を長く放置しないことが重要です。

チョーキングや変退色などの初期症状が見られた段階で状態を確認しておけば、大きな劣化につながる前に必要なメンテナンスを検討しやすくなります。

雨水が建物内部に入り込む可能性がある

外壁のひび割れや目地などの劣化が進んでいる場合、雨水が建物内部に入り込む可能性があります。

特に、外壁材のひび割れやシーリングの劣化などを長期間放置すると、外壁だけでなく建物内部への影響が懸念されます。

外壁材や建物内部の劣化につながる

外壁の劣化を放置すると、塗膜だけでなく外壁材や建物内部の補修が必要になる可能性があります。

外壁材のひび割れや欠損、シーリングの劣化などは、単なる見た目の問題とは限りません。劣化の範囲が広がれば、塗装だけでは対応できず、部分補修や外壁材の交換などが必要になることもあります。

そのため、「まだ住めるから大丈夫」と考えて長期間放置するのではなく、気になる症状が出た段階で状態を確認しておくことが重要です。

外壁塗装をするタイミングで費用は変わる?

外壁塗装をするタイミングによっては、補修費用を含めた総額が変わることがあります。

今回の独自アンケートでは、外壁塗装の費用変動について「劣化が進んでいたため、補修費用が高くなった」と回答した人が23.6%で最も多く、「劣化が少ない段階だったため、補修費用を抑えられた」という人も20.6%いました。


また、「屋根などの補修も必要になり、費用が高くなった」と回答した人も17.6%います。

この結果から、外壁の劣化が進む前に塗装を行うことで、補修にかかる費用を抑えられる可能性があると考えられます。


外壁塗装では、ひび割れや塗膜の剥がれ、コーキングの劣化などがあると、塗装前に補修が必要になる場合があります。


劣化が広がるほど補修箇所が増え、費用が高くなることもあるため、年数だけを基準にせず、外壁の状態も確認することが大切です。

なお、「わからない・覚えていない」という回答も23.5%あり、すべての人がタイミングによる費用差を実感しているわけではありません。

費用を抑えることだけを目的に早すぎる塗装をするのではなく、外壁材や塗料の耐用年数、劣化状況などを確認したうえで、適切な時期を判断しましょう。

外壁塗装のタイミングは「年数+外壁の状態」で判断しよう

外壁塗装は10年前後をひとつの目安としながら、外壁材や塗料の種類、チョーキングやひび割れなどの劣化状態をあわせて判断することが大切です。年数だけで判断するのではなく、実際の外壁の状態を見ながら、必要なメンテナンスを検討しましょう。


一方、目立った劣化がなく、コケやカビ、黒ずみなどによる見た目の汚れが気になっている場合は、塗装ではなく洗浄で美観を改善できるケースもあります。


ガイヘキ洗浄バスターズでは、外壁に付着した汚れやコケ・カビなどの洗浄に対応しています。「塗装するほどではないけれど、外壁の汚れが気になる」という場合は、まず洗浄という選択肢も検討してみてください。

「そろそろ外壁のメンテナンスが必要かも」と感じたら、まずは外壁の状態をチェックしてみてください。気になる汚れがある場合は、ガイヘキ洗浄バスターズへの相談を検討しましょう。

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